サイドチャネル攻撃とは、非破壊攻撃の一種となります。
つまり、電子回路などの物理的なものを破壊するのではなく、
挙動を観察して内部情報を解析することです。
処理時間・消費電力・エラーメッセージから、企業の内部情報を読み取ることができます。
具体的には、暗号機能を内蔵したICカードなどの電子機器や半導体製品が主な攻撃対象で、暗号化や復号を行なうときの処理時間や消費電力の推移、外部に放出する電磁波、放熱や温度、動作音の変動などを継続的に測定し、入力値との相関から秘密鍵など秘匿された情報を割り出し、悪用されます。