海外駐在員は、どのような生活をしているのか、というより自身はどういった生活を送ったのか記載したいと思う。
これから商社に入り海外駐在を目指す人も多いだろう。
そんな時に、目的意識がなければ、ただの「海外生活」になってしまう。
海外駐在をより充実させるための一人の意見だと思い聞いて頂きたい。
- どういったところに住むのか
- 1日の流れ
- 給与について
- まとめ
どういったところに住むのか
まず、基本的な住処については、家族ありなしで異なる。家族ありの場合は、現地では高級な家族用の住まいに住み、メイドも安価でつけることが可能。子供はスクールに通うわけだが、基本的に送り迎えつきだ。
奥様方は、ヨガをしたり、英語の習い事をしたりと充実している。
私は、単身で乗り込んだ。住処はめちゃくちゃいい。外資系の高級ホテルに単身で住んでいた。もちろん、朝食・夕食・洗濯・掃除はサービスに含まれている。
出社は、当然送り迎え付きである。
また、基本的には近くに日本人が住んでいる街というものがあり、その近くに住むので、顔見知りと出会うことも多々ある。
住居についてはこんな感じだ。個人的に水が黄色い以外、何も不自由しなかった。
1日の流れ
ここからが、結構凄まじい。
私は、日本に帰ってからも経営者とコミュニケーションを取れるようになるため、仕事以外に、経営の学習とゴルフの練習に力を入れた。
ザックリいうと、以下がルーティーンである。
ちなみに筆者の国では月〜土の週6日勤務である。
<普段の日>
■早朝
ゴルフの練習、朝食とシャワー→出社(車では当然、読書)
■出社
朝のミーティングで生産状況を把握し、灼熱の工場を見回り、異常をチェック
■昼
昼食を取り、財務関係の確認や、幹部との各種ミーティング
■夕方
再び、工場を見回り改善点を探す
■帰宅後
トレーニング、夕食、読書 or 資格の学習
<日曜日>
■早朝
ゴルフ
■昼ー夕方
ゴルフの復習
■夕方ー夜
読書 or 資格の学習
実にシンプルである。
時々妻に日本から来てもらい、一緒に旅行にも行ったが、そもそも駐在は自分を鍛えるためと心に決めていた。
だから、約3年を自信を磨くことに注力した。
給与について
これは、年齢や赴任時の役職によるところが多い。
筆者は、20代での赴任だった。
それでも年間1,000万円は超え、上記のような修行生活なのでお金は使わない。
お金を使わず、何をして生きるかというスキルもここで身に付けることができた。
まとめ
筆者の生活は非常に偏っている。
「異なる企業の日本人とコミニケーション取る方がいいよ」などの言葉を頂戴することも多かった。
ただし、私はそれを日本でやる自信があった。
その分、現地人と多くのコミュニケーションを取ることもできた。私は今でも一緒に働いた従業員を愛している。(途中色々あったが、、)
コミュニケーションは全て英語である。
私は、小学校から日本の教育しか受けたことがない日本人である。
また、大学は体育会であり留学はしていない。
当然苦労はするし格好悪い発音である。それでも英語でコミュニケーションは可能である。
とにかく自己啓発と仕事にこれとないほど打ち込んだ。
もらった、給与・経験に十分満足している。
駐在への憧れは、何への憧れだろうか?
私は、優れた経営者になるための修行期間として捉えた期間であった。
今後、渡されたミッションやそれにどう立ち向かったかも記載していこうと思う。